2016年5月23日月曜日

「留学生リレー日記」第12回 ビザが届かない!


トラブル編の第2回はテキサスA&M大学の滋井さんの執筆です。届かなかったのは宅配ピザではなく、ビザです。そういうことが平気で起こるのがすごいところですよね。ビザが届かなくて渡航が半年遅れるなんてことも・・・。


海外での生活は日本とは勝手が違うので、留学を含め海外で長期間滞在したことのある人であれば、何かしらトラブルに見舞われた経験があると思いますし、これから海外で長期滞在するという人は、おそらくそういう経験をすることになると思います。かくいう僕も、渡航前から大小問わずいろいろなトラブルに見舞われました。

一つはビザに関するトラブルです。以前にも書いたように、留学準備から渡航までにそれほど時間がなかったので、特に渡航前の手続きはかなりスケジュールがタイトでした。

大学から正式に合格通知が来たのが7月中旬で、それから留学生事務を担当している部署に、J-1ビザの申請に必要な書類(DS-2019)の発行を依頼したのですが、その際私が提出した書類に不備があるということで再提出を求められました。結果的には不備はなく、担当者の勘違いということだったのですが、それを理解してもらうのに少し手間取ったのと、ちょうどビザの発給システムに遅延が出ていたことが重なり、結局ビザを受け取ったのは渡航日の前日でした。留学までの半年は、本当にギリギリの綱渡りでした。

渡航してからはそれほど大きなトラブルには遭遇していませんが、Wifiがプレゼンの前日に使えなくなったとか、火災警報機が夜中に誤作動して一睡もできなかったとか、ガラガラヘビを道端で見て悲鳴を上げたとかいう事案はありました。これは聞いた話ですが、Travel Signatureを貰わず日本に一時帰国してしまった残念な人がどうやらいたみたいです。彼は留学生事務に連絡して書類を郵送で送ってもらい、無事再入国出来たそうです。

特に事務手続きに関しては、日本の役所や大学事務に比べてこちらははるかに不親切なので、できる限り時間的に余裕を持って申請等した方がいいとつくづく思いました。


写真:日陰に佇むリス (テキサスの野生動物がこんなかわいいやつばかりだったら。。。)




留学生リレー日記
第1回 プロローグ(1) アメリカとドイツからこんにちは
第2回 プロローグ(2) じゃがいも&ドライブ&シェアハウス
第3回 大学紹介編(1) いざボストンへ
第4回 大学紹介編(2) 棚から...
第5回 大学紹介編(3) 星を眺めて、哲学にふける
第6回 大学紹介編(4) Q&Aその1
第7回 日常生活編(1) アイスホッケーはじめました
第8回 日常生活編(2) 心理的ハードルが低くなる
第9回 日常生活編(3) チョコとポテトは必需品
第10回 日常生活編(4) Q&Aその2
第11回 トラブル編(1) アメリカの洗礼
第12回 トラブル編(2) ビザが届かない!
第13回 トラブル編(3) 自分が持てる分だけ、買おう
第14回 エピローグ 私にとって留学とは、将来への展望


執筆者プロフィール

  趙 雪薇 (ちょう ゆきばら)
タフツ大学 生物医療工学科の大学院1年生 修士卒業後に渡米
研究内容は細胞外小胞を用いた細胞のリプログラミングへの応用
  滋井 康人(しげい やすと)
テキサスA&M大学 海洋学科大学院1回生 大学院卒業後就職し、社会人留学
構造地質や堆積学等、地質学の習得を目的として留学
川口 雄久(かわぐち かつひさ)
チュービンゲン大学 International Max-Plank Research School of Neural & Behavioral Sciences 博士課程1年目 学部卒業後に渡独、修士修了
研究内容は、セロトニンの視覚情報処理における役割

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